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【ニュースリリース】ゴールデンウィークのCM出稿に見る “リベンジ消費”の動向


2022年6月23日
株式会社東京企画/CM総合研究所
CM総合研究所(東京都千代田区 代表・関根心太郎)は、3年ぶりに行動制限のかからない大型連休となった本年のCM出稿状況をまとめるとともに、夏のレジャーシーズンに向けたCM動向をレポートいたします。

流通専門店をはじめ外出型の消費関連CMが活況
ゲームソフト、電子書籍系は昨年を大きく下回る

 今年のゴールデンウィーク(4月29日〜5月8日)にCMを放送したのは1032社、1951銘柄、2796作品といずれもコロナ禍の影響を色濃く受けた昨年を上回った。放送回数が最も多かった商品カテゴリは通信サービスで、『NTT DOCOMO』といった携帯キャリアや『Amazonプライムビデオ』などの配信サービスが目立った。
 次点は流通専門店で、昨対では165.5%と大幅に増加。中古品の買い取りサービスのほか、昨年は出稿しなかった『三井アウトレットパーク』などがCMをオンエアした。そのほか外食やレジャーなど外出を伴う消費関連CMでは、外食サービス、イベント・映画系がそれぞれ昨対で約120%を記録した。前者は昨年オンエアのなかった『びっくりドンキー』『くら寿司』のほか、『丸亀製麺』と『吉野家』が来店を促すCMの放送回数を増やした。一方、『すき家』はテイクアウトを訴求。企業によって対応が分かれた。後者は、昨年に映画告知CMを展開しなかったウォルト・ディズニー・ジャパンをはじめ各社が映画館への誘引を図った。
 またゲーム関連(58.7%)、出版・電子書籍(80.7%)などは昨年から出稿量が減少するなど、多くの企業が生活者の外出を見込んだCM出稿にシフトしたことが見て取れる。

『じゃらん』や『Hot Pepper Beauty』がCMを再開
夏に向け、レジャー関連CMの増加が見込まれる

 商品・サービスごとの放送回数が最も多かったのはリクルートの『スーモ』。同社は昨年の同期間にオンエアのなかった『じゃらん』『Hot Pepper Beauty』『ゼクシィ相談カウンター』といった外出を伴うサービスやブライダル関連でゴールデンウィークの出稿を再開したほか、求人系のCMを積極的に展開した。
 アサヒビール『スーパードライ』は発売以来初のフルリニューアルを訴求するCMを引き続きオンエア。昨対468.7%の旺盛な出稿となり、5月4日実査の5月前期調査ではCM好感度1位に輝いた。
 そのほかユー・エス・ジェイ、ラウンドワンがゴールデンウィークのCM出稿を再開したほか、西武園ゆうえんちは昨年の約6倍の放送回数を記録。同様に鉄道各社も当期間のCM出稿を再開する動きが目立った。一方、『東京ディズニーリゾート』を手掛けるオリエンタルランドは連休の翌週よりCMをオンエアした。
 ゴールデンウィークのCM出稿を見ると、コロナ禍の影響を大きく受けた昨年とは状況が異なることが分かる。今年の夏休みシーズンに向けては、旅行・レジャー関連といったこれまで苦戦を強いられてきたサービスのCM出稿の増加が予想される。


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