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BRAND OF THE YEAR 2023 受賞のコメント・KDDI 株式会社


『BRAND OF THE YEAR 2023』(主催:CM総合研究所)の発表・贈賞式が2023年12月19日に行われた。このうち2023年度のCM好感度総合1位に輝いたKDDI『au』のCM展開について、同社 ブランド・コミュニケーション本部長の馬場剛史氏の受賞コメントを紹介する。
【 CM INDEX 2024年1月号に掲載された記事をご紹介します。】
『BRAND OF THE YEAR 2023』についてはこちら

KDDI 株式会社
ブランド・コミュニケーション本部長
馬場剛史氏
— 史上初となる9年連続のCM好感度総合1位です
 この9年間に200作品以上作ってまいりましたが、『au』の広告を支持してくださった生活者の皆さま、クリエーティブディレクターの篠原誠さんをはじめ制作に携わっていただいた多くの皆さまに感謝申し上げます。
 コロナ明けとなる2023年の正月CMでは、何かを始めようと迷っている方への新しい選択基準の提案として「ココロ、オドルほうで。」をメッセージに歌と踊りで展開するCMを作り、春には“あまのじゃ子”役であのさん、秋には“鬼嫁”役で田中みな実さんに出演いただくなど新しい要素をプラスしました。
 auは「おもしろいほうの未来へ。」というブランドメッセージを掲げており、お客さまにとって身近でワクワクするブランドでありたいと考えています。それを広告を通してお客さまに感じていただくために、三太郎、高杉くんいずれのシリーズも「おもしろさ」を追求してきました。その結果として9年連続のCM好感度1位としてこの場に立てたことは非常に光栄です。
— 今後の取り組みについてお聞かせください
 広告のゴールはブランドをどのように感じていただくかです。これまで積み上げてきたおもしろさは必ず守りながら新しいおもしろさを探求し、AIなどの新しいテクノロジーを活用したコミュニケーションに挑戦してまいります。次のお正月はこれまでとは趣向を変えたコミュニケーションを展開いたしますので、ご期待ください。
三太郎シリーズが好調 史上初の9年連続No.1に輝く
【 2023年度の代表的なCM 】
「三太郎シリーズ ココロ、オドルほうで。」篇
 KDDI『au』が史上初となる9年連続のCM好感度総合1位に輝いた。松田翔太、桐谷健太、濱田岳が桃太郎、浦島太郎、金太郎を演じる三太郎シリーズが9年目を迎えた本年度も多くの支持を獲得。恒例の正月CMではmeiyoが歌う『ココロ、オドルほうで。』をBGMに、さまざまな選択に迷う三太郎たちがダンスをする姿を描いた。“あまのじゃ子”役の“あの”が桃太郎らと掛け合うCMや境内で歌い踊るCM、“鬼嫁”役の田中みな実が“マネ活”をアピールする『auマネ活プラン』のCMもヒットした。
 神木隆之介、松本穂香、中川大志ら出演の「意識高すぎ!高杉くん」シリーズでは、“貯杉先生”役の西野七瀬が新しい『iPhone』を買いにいくために授業を切り上げ早退するCMが好スコアを記録した。
【 主な制作スタッフ 】
広告会社:電通 制作会社:AOI Pro.
ECD:磯島拓矢 CD・作詞:篠原誠
企画:篠原誠/野崎賢一/佐藤一貴/杉井すみれ
コピー:野崎賢一/佐藤一貴/杉井すみれ
AD:田中偉一郎/辻口翔太郎 CP:中尾綾子/松熊研太
プロデューサー:村田淳一/福原健司/中村拓人 演出:浜崎慎治
【 2023年度のCMデータ 】
オンエア作品数:17作品/放送回数:4380回(総合26位)/CM好感度:658.7P‰(総合1位)
2023年度のテレビCMについてまとめたレポートをご用意しております。