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JAC AWARD 2022 グランプリ受賞者のインタビュー 【プロデューサー部門 金子涼平氏】


 一般社団法人 日本アド・コンテンツ制作協会(JAC)が主催する『JAC AWARD』は映像文化の発展を目的に、映像クリエイターの発掘・人材の育成・映像技術の向上や若手のモチベーションアップを図り、制作サイドの見地から表彰を行う賞として2007年に設立された。2022年度より制作実費の上限を設けた「ディレクター個人応募部門」が新設され、映像コンテンツ制作を支えるすべての人を対象としたアワードへと進化を遂げている。
 本記事では各部門のグランプリ受賞者から金子涼平氏(株式会社 東北新社)に受賞対象となった仕事の概要や広告制作に携わる上で大切にされている考え方、挑戦したいことなどについて語っていただいた。
【 CM INDEX 2023年3月号に掲載された記事をご紹介します。】

技術と人の最適な掛け合わせで可能性を最大化する

金子涼平氏
株式会社 東北新社
Production3 BLUE プロジェクトプロデューサー
メタバース プロダクション プロジェクトリーダー
プロダクションコネクター
2012年、東北新社入社。映像制作の現場を経て、プロジェクトプロデューサーとして『プロダクションビジネスにおける+αを開発』をテーマに数多くのプロジェクトに関わる。
Vocument #1「今、映画監督オダギリジョーが立つ場所。」
https://youtu.be/tb8dwom8CXA
俳優、映画監督として活躍するオダギリジョーが映画への情熱を語るドキュメンタリームービー。さまざまなシチュエーションが描かれるも、最後にすべてスタジオで撮影されていたことが明かされる。

— 受賞作品「Vocument #1『今、映画監督オダギリジョーが立つ場所。』」について
 当社、電通クリエーティブX、電通クリエーティブキューブ、ヒビノの4社で推進している共同プロジェクト『メタバース プロダクション』は大型LEDディスプレイやCG技術などを活用し、映像制作のプロセスの効率化と温室効果ガス削減を目指す取り組みで、私は東北新社側のプロジェクトリーダーを務めています。この映像技術を世に広めるための映像コンテンツを制作するに当たり、私はスタッフィングからプロジェクトの進行、特設サイトやプレスリリースの制作、広告出稿など全領域の運営管理をしながら、プロジェクトプロデューサーとしてオダギリジョーさんに出演いただいたウェブムービー「Vocument #1『今、映画監督オダギリジョーが立つ場所。』」に携わりました。
 タイトルは「Virtual」と「Document」を使った造語で、「あらゆる映像を1カ所で撮影できる」というバーチャルプロダクションの最大のメリットを、さまざまな場所で撮影したひとりの人物のドキュメンタリームービーという相対する形で表現しました。8分半の長尺のムービーではありますが、最後にはこれまで見ていた世界がひっくり返るような驚きがあります。当初は活用方法などを紹介する解説動画を想定していましたが、多くの人に見てもらうためにはコンテンツ自体に魅力がなくてはならないと考え、TUGBOATさまにお声掛けさせていただきました。企画を初めて見た瞬間に「これだ!」という手応えを感じましたね。
 本作は予告篇と合わせて約50万回の再生回数を記録しました。部署の垣根を超えて東北新社グループの総力を挙げればこれだけのことができるんだという気付きを得られたことは大きな自信につながりました。
 あらためて自分のキャリアを振り返ると、テレビCMをはじめとした映像制作だけでなく参加型の企画など多岐にわたるプロモーションに関わってきたんですね。これまでの11年間のプロセス、軌跡の一つひとつが評価され、今回の受賞につながったと感じ、うれしく思っています。

“俯瞰で見る視点”を強みに
新たな領域に挑戦したい

— 今後の展望についてお聞かせください
 私は「プロダクションビジネスに+αを、ソリューションもしくはビジネスの観点から作る」ことをテーマに日々の仕事に向き合っています。広い視野を持って課題に最適な最先端の技術やスペシャリストと、当社の得意とするプロデュース力を掛け合わせる。これまでの経験から、同じ目的に向かってチームとしてのアイデアをまとめながらプロジェクトを最適な方向へ導くための“俯瞰で見る視点”を養ってきたと思います。「新たな技術や人」と「既存の技術や人」を掛け合わせることで、可能性は無限大に広がるはずです。まだ誰も経験したことのない未開の領域へ積極的に踏み込み、業界全体の発展につながるような仕事をしていきたいです。
その月のCM業界の動きをデータとともに紹介する専門誌です。