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「ハズキルーペ」CMが情報爆発時代に勝つ凄み
東洋経済オンライン 2018年11月13日

インパクトのあるクリエイティブで注目を集め続けている『ハズキルーペ』が、10月後期のCM好感度調査で全3110作品中の1位に輝いた。出産のため休養していた武井咲の復帰作としても注目されたが、昨年末にスタートしたCMに出演していた舘ひろしや、小泉孝太郎といった豪華俳優が出演していることも話題となった。

【中略】

強烈なクリエイティブは強く人の心を刺激する一方、批判や炎上のリスクもはらんでいる。万人に好まれるに越したことはないが、情報過多の現代においては「好き」「嫌い」という感情を動かす土俵にさえ上がれないCMも少なくない。

多くの視聴者の心を揺さぶっている時点で、情報として非常に優れた広告表現ではないだろうか。リスクヘッジのために視聴者に褒めてもらえそうな"ソーシャルグッド風なCM"も見受けられる中で、ハズキルーペの潔さはすがすがしい。

【中略】

CMにあてはめてみると、JR東海『京都キャンペーン』のようにひとつのフレームを守り育てているものもあれば、リクルート『スーモ』のように流行を取り入れて瞬発力を高める手法もある。
京都キャンペーンは「不易」を象徴するCMだが、クリエイティブのディテールはつねに世の中の動きに合わせて工夫されており、「流行」の側面も押さえている。スーモもキャラクター"スーモ"がブランドの記号として出演しており、2009年のCM開始から『スーモマーチ』の楽曲を継続しているという「不易」の面もある。

わずか17語による表現にもかかわらず、読み手にさまざまな広がりを想像させることが俳句の魅力だろう。CMも同様で、15秒や30秒という短い時間の中で商品の魅力や企業の思いを伝え、視聴者の感情を動かすことを求められる。

限られた表現でいかに見る人の心を刺激することができるか。企業やブランドにとっての「不易流行」とは何か。それを見極めることが良い広告づくりには不可欠だといえよう。

https://toyokeizai.net/articles/-/248657


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