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auの人気シリーズCMが示す「好き」の波及効果
東洋経済オンライン 2018年7月13日

期間中にCMをオンエアした3167作品のうち、KDDI『au』の2作品がCM好感度ランキングでワンツーを飾った。総合1位は「みんなつくろう」を夏のテーマに浦島太郎の家のアイデアやデザインを一般に募ったCM、続く同2位は神木隆之介演じる"高杉くん"のクラスに、転校生として幼なじみの"細杉くん"が現れるCMだった。

また、同社からはサッカー日本代表チームを応援するべく「三太郎」シリーズの主要メンバー7名が"本人"として『アイーダ』を歌うCMが同8位に入っている。

1位のCMはスタッフ宛てに、ある少女から届いた一通の手紙に基づき制作されたもの。『みんなつくろう 浦ちゃんの家 大ぼしゅう』と題して彼女の「浦ちゃんの家をつくってほしい」という願いをかなえる視聴者参加型のプロジェクトで、出来上がった"浦ちゃんの新しい家"は7月下旬オンエア予定のCMやフジテレビのイベント『THE ODAIBA 2018』での公開を予定しているという。

CMでは桃太郎と金太郎が一緒に浦島太郎のいる砂浜を訪ねると、浦島太郎が手紙を読んで号泣しているのを目の当たりにする。事情を聞いた桃太郎が「そういえば浦ちゃんちって行ったことないね」と言った途端、浦島太郎は「なんで! いま来てんじゃん!」「ウチこ〜こ」とムキになって反論。

【中略】

KDDIは2016年8月にサッカー日本代表チームのサポーティングカンパニー契約を締結し、以降は三太郎シリーズの枠内でも「全力で全力を応援する。」をスローガンに応援CMを展開してきた。

泥だらけになりながらも全力で試合に励む人々を三太郎が興奮気味に見守ったり、鬼役の菅田が、丘の上やスタジアムで『見たこともない景色』を歌ったりするもので、あくまで三太郎シリーズの登場人物として出演してきた。

それが今回初めて本人として登場するに至り、その狙いについて同社は「日本代表チームを応援するサポーターとしての視点から三太郎メンバーがCMキャラクターとしてではなく本人役として気持ちの込もった全力の『アイーダ』を披露いただくことで、『全力を全力で応援する。』という選手を鼓舞するメッセージをよりリアリティをもって発信する企画に至りました」と語る。

CMに好感を示したモニターは「新鮮」「豪華」と声を上げ、「ワールドカップの時期になりました。本人として出ているのがいつもと違って良い!」「いつもと違うCMが新鮮で、auのカッコよさが感じるCMだと思った」「改めてそーだった、この人だった!?と驚いた」とキャスティングを変えることなくニュースを作り出した。

また、「1、2回しかみなかったが、すごく目をひいた。印象に残ったCMだ。サッカーがんばってほしいと思った」「サッカー日本代表の応援をしたくなる。みんなで応援したくなる」など、同社の狙い通りに日本のサポーターたちの"日本代表を応援する"という機運を盛り上げることに一役買った。

「昔話」という世界観を曲げずに続けてきた三太郎シリーズが、一体感の高まるこのタイミングで自らが決めた枠組みを飛び越えるという挑戦で表現した「偽りのなさ」が見る者の心を打った。

【後略】


https://toyokeizai.net/articles/-/229118


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