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【連載】〈名車CM〉日産/キューブ(2007年)左右非対称の2代目
日刊自動車新聞 2020年2月29日

 日産コンパクトカーのヒット車種『キューブ』が生産終了を迎えた。初代の誕生は1998年で『マーチ』をベースとしながらもその名の通り、四角く背の高い形状で広い室内空間を実現。さらに運転のしやすさから幅広い年代に支持された。筆者の家族も初代を所有しており、使い勝手のよさが好評だったことを覚えている。第1弾のCMは「アソブ、ハコブ、キューブ。」をコピーに草野仁と河相我聞を起用した。2世代目からは左右非対称のリア形状を持つ個性的なデザインに進化。CMは「Cube.My room.」をコピーに採用し、快適性が向上した室内空間も訴求した。キューブのCMが最大ヒットしたのは2007年に展開した「小鹿」篇だ。林道を走るキューブを見つけた小鹿が先回りし道路に横たわると、心配したふたりの男性が車から降り後席に寝かせる。すると小鹿は心地よいシートに思わずくつろいでしまうという内容で、絢香とコブクロがコラボしたBGMの『WINDING ROAD』もヒットソングとなった。CM好感度は同年2月度の作品別1位に輝き、幅広い支持を集めた。特に女性からの反応が多く、成人層ではCMをきっかけに「ためしてみたい」と回答した人も目立った。以降も同コピーを使い続け、2017年3月までCMを放送した。

 キューブは使い勝手、空間性能、かわいらしく個性的なデザインで多くの人の心をつかんできた。日産ホームページ「ドライバーズボイス」をみても長く相棒として乗り続けている人など、〝キューブ愛〟あふれる声がたくさん寄せられている。生産は終了しても、現役キューブたちはこれからもオーナーのよき相棒として活躍し続けてくれることを願っている。

 (CM総合研究所 コンサルタント 大淵駿介)


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