CM総合研究所・東京企画はCM好感度をはじめとするオンエアCMのあらゆる情報を提供しております。

日経MJヒット塾 好感度高いCMは? 日経MJ 2016年3月28日

 代表・関根心太郎による、2015年度のヒットCMに関する分析記事が掲載されました。

 昨年10月までの1年間に東京キー局から7591銘柄、15902作品のCMがオンエアされた。すべてを対象にCM総合研究所(東京都港区)が実施したCM好感度調査からヒットするCMの傾向を探った。
 日本昔話の登場人物たちをあたらしい英雄として描いたKDDI『au』の「三太郎」シリーズがCMシーンを牽引したといってよい。松田翔太が桃太郎、桐谷健太が浦島太郎、濱田岳が金太郎に扮してコミカルな掛け合いを繰り広げる。過去最高のスコアを獲得し、同期間の銘柄別CM好感度1位に輝いた。(中略)CMで浦島太郎が歌った『海の声』が楽曲配信され、歌番組へも出演。CMの世界を飛び越えた波及効果も見受けられた。CMの隠れキャラクターである"一寸法師"の存在がネット上で反響を呼び、仕掛け作りにも優れていた。
 ヒットCMの傾向を見ると、この「三太郎」シリーズ同様にテレビCMの域を超え、ウェブ上で話題を集めたケースが目立った。なかでも視聴者がCMをまねて「○○してみた」と動画や画像をYouTubeや交流サイト(SNS)に投稿し、CMの話題が拡散する事例が相次いだ。
 江崎グリコ『ポッキー』が象徴的な例で、三代目 J Soul Brothersの小林直己、岩田剛典、登坂広臣が踊るポッキーダンスを視聴者がコピーした動画がYouTubeなどに多数投稿された。CMのキーワード「シェアハピ」の通り、多くの視聴者がCM情報を自らシェアして楽しむ姿が見受けられた。健康コーポレーションの『RIZAP』は、一般の人々がCMの出演者と同じポーズを披露する動画が話題となった。養鶏大手アキタ(広島県福山市)のブランド卵『きよら』は、ケチャップライスでできた猫に半熟のオムレツがかけられるCMを昨年10月に放送。オンエア直後から話題沸騰し、「作ってみた」という動画や画像の投稿が相次いだ。
 ウェブ上で話題の動画をモチーフとしたCMも目立った。日清食品『カップヌードル』は、橋本環奈が動画サイトで人気の"バカッコイイ"技を披露。コンピューターグラフィックス(CG)を使用していない映像が注目を集めた。"猫の動画"を活用した事例もいまどきらしい。コロプラのスマホゲームアプリのCMには「だるまさんが転んだ」をする猫などYouTubeの人気動画が使用され、反響を呼んだ。ふてぶてしい猫が登場するソフトバンク『ワイモバイル』は、ねこ鍋の動画をモチーフにした作品などでCM界の猫ブームを先導した。 
 今、CMはテレビだけでなく、さまざまなデジタルツールで視聴されている。消費者がCM関連の動画や情報を自ら発信・共有して楽しむことが一般化しつつある。「誰かに伝えたい」「まねしたい」といった視聴者の心を動かすコンテンツが今後ますます重要になってくるだろう。など


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